かなり正直に書くので、読んで不快になった方は、すぐにページを閉じて。
出生前診断を受けようか迷っているあなたへ。
結論から言うと、1人目、2人目とも受けてよかったです。結果は2回とも陰性。
1人目と2人目では、心境に変化がありました。
受けてよかった理由と、私達夫婦の心境の変化は、迷っているあなたの参考になると思います。
こんなあなたにおすすめ
- NIPTを受けようか迷っている
- NIPTが費用に見合う検査なのか知りたい
- 2人目もNIPTを受けようか迷っている
結論
NIPTを受けると、妊娠中のストレスが劇的に減少する。
2人目で検査を受ける場合が特に悩ましい。
受けるなら、妊娠したら即、準備すべし!
この記事を書いた人
42と44で出産。2人とも高齢出産だったため、子供に先天性疾患があるのではないかと怯えていました。
2回とも検査を受けたことで、心穏やかに妊娠生活を送ることができました。
1.NIPTは受けた方がよい?
私は、受けてよかったです。1人目、2人目とも。
2人とも、結果は陰性(=遺伝子の異常による疾患の確率は限りなくゼロ)でした。
結果が出て、主だった遺伝子疾患はほとんどない、ということで、心穏やかに妊娠生活を送ることができました。
ちなみに、NIPTでわかるのは、3種類の遺伝子疾患のみです。
1.21トリソミー:ダウン症候群
2.18トリソミー:エドワード症候群
3.13トリソミー:パトー症候群
また陽性でも軽度なら、産みたいと思っていました。
遺伝子疾患でも、軽度から重度まであり、軽度なら、生きて行くことができます。
しかし重度だと、流産や死産しやすく、産まれても、1年程度で亡くなってしまうそうです。
陽性でもレベルがある、ということは、検査前のカウンセリングで知りました。
重度だった場合は、悩むところですが、すぐに亡くなるとわかっている命をこれ以上お腹で育てていくのは、耐えられない気がしました。
また正直、どうしても子供を産んで育てたかったので、体のダメージを最小限にとどめて、次のチャンスに賭けたいという気持ちもありました。
当時41歳、子宮奇形などで不妊治療を受けている身で、もう後がなかったのです。
また、先天性疾患を予測する検査で、クアトロテストというもあります。
友人が受けており、1/33という確率が出たそう。
これは、当時の彼女の年齢(41歳)の平均である1/60~1/80を、大きく上回っていました。
産まれた子供は、健常児でした。
しかし、1/33はかなり高い確率なので、産まれるまで彼女は心配でたまらなかったそうです。
先天性疾患の確率を知って、心構えだけしておきたいなら、クアトロテストもありだと思います。
2.費用が高いのがネック
NIPTは高いです。20万円前後します。
しかし、結果はどうあれ、心の準備ができるという意味で、この金額を払う価値はあると思います。
海外旅行に一回行くのをやめれば、出せる金額だと思い、思い切って出しました。
私が2人目妊娠中、切迫早産で入院中に同室だった人でこんな人がいました。
彼女は、1人目の子供が重度のダウン症で、2歳になる前に亡くなってしまったそうです。
出産した時に、子供がダウン症で、長く生きられないということを知り、ショックでしばらく何も手につかなかったと言います。
事前にわかっていたら、少しは心の準備ができたのではないでしょうか。
3.命の選別に繋がる懸念
とても難しい問題ですよね。
ここは、きれいごとだけでは済まないと思います。
以前テレビで観ましたが、NIPTを受ける人のほとんどは、遺伝子疾患があった場合、中絶することを考えているそうです。
私は、生きられる可能性が高そうなら、遺伝子疾患があっても、産んで育てたいと思っていました。
しかし、夫は、違う意見を持っていたようです。
もし、遺伝子疾患があった場合は、夫と、長い長い話し合いが必要だっと思います。
4.1人目と2人目での心境の変化
1人目と、2人目では、NIPTを受けた時の気持ちが違っていました。
1人目は、生きられそうなら産みたい、事前に心構えをしておきたい、という気持ちでした。
しかし2人目の時は、まず上の子のことを考えてしまいます。
2人目に遺伝子疾患があった場合、私達が死んだ後、上の子が面倒を見ていくことになる。
上の子が将来、家庭を持った場合は特に、下の子の面倒まで見ていけるのか、と。
上の子が苦労するのがわかっていて、遺伝子疾患のある下の子を産むべきか、とても悩むだろうなと感じていました。
これは、2人目を妊娠してみての、心境の変化でした。
すでに産まれている子供にできるだけ負担をかけたくない、とどうしても考えてしまいます。
もし、1人目に遺伝子疾患のある子供を産んだ場合、2人目を産むかについても、ものすごく悩むだろうなと思います。
5.受けるなら、妊娠がわかったら即、準備すべし!
NIPTは、高額な費用にも関わらず、人気です。
予約がなかなか取れない場合もあります。
また、カウンセリングは夫婦同席の必要があり、仕事を休んで行かねばなりません。
私がNIPTを受けた病院は、火曜と金曜しか予約枠がありませんでした。
2回、夫婦で病院へ出向かなければなりません。
しかも予約は、心拍が確認できてから、通っている病院(私の場合は体外受精クリニック)を通してしか、不可でした。
外来でNIPTを受けておらず、その病院で出産予定でないと受けられないところも多いです。
検査時期も、10~15週くらいと短い。
夫の仕事が超多忙な時期と重なり、病院に行く時間を作るのが大変でした。
検査時期が短いのは、陽性の場合、すぐ羊水検査して確定診断→中絶するかの選択(手術は21週まで)、という流れになるからです。
また、最近はNIPTを行う病院も増えているようですが、カウンセリングがきちんと行われなかったりするところもあるそう。
信頼できる病院を選ぶ必要があります。
なので、妊娠前したらすぐNIPTを受けるか決めて、病院選びや予約の準備をしないと、信頼できる病院で、検査を受けられなくなってしまうかもしれません。
まとめ
NIPTでわかるのは、主だった3種類の遺伝子疾患のみ。
しかし受けることで、妊娠中のストレスが劇的に減少する。
1人目と2人目では検査を受ける心境に変化がある。
受けるなら、妊娠したら即、準備すべし!